PENTAXってどんな企業?
一眼レフカメラで有名なPENTAXは旭光学工業株式会社が発売していた一眼レフカメラのブランド名です
正確には2002年から旭光学工業株式会社はペンタックス株式会社に変更していますが、その時にはすでに一眼レフカメラのPENTAXが国内に流通していたため、今回は旭光学工業時代から紹介します
旭光学工業株式会社は眼鏡のレンズ企業として1919年に創業しました
レンズを研磨・コーティングする技術を生かし、双眼鏡やカメラレンズを発売していました
そして1952年に国内初の一眼レフカメラを発売し、一眼レフカメラのパイオニアとしての地位を確立しました
2007年にHOYA株式会社に子会社化される形で買収され、事実上ペンタックス株式会社は解散しました
その後ペンタックスの事業はHOYA株式会社が引き継ぐ事業と、株式会社リコーに譲渡する事業に分離されました
カメラ事業は株式会社リコーに譲渡されペンタックスリコーイメージング株式会社としてリコーの子会社になりました
2013年にはリコーのカメラ事業がペンタックスリコーイメージング株式会社に合流する形でリコーイメージング株式会社に社名を変更されました
そのため、現在のPENTAXの一眼レフカメラはリコーイメージング株式会社から発売されています
PENTAXのカメラの特徴
PENTAXのカメラはボディ内に手振れ補正が搭載されています
ボディ内に手振れ補正があることでレンズのコストを抑え、レンズサイズも小型化できるため初心者に扱いやすくなります
その他にも天体を撮影しながら追従するアストロレーサーが搭載されているカメラもあり、天体撮影を考えている方には非常に便利な機能になります
本来は赤道儀を使用して撮影するため、赤道儀なしで同等の撮影ができることはコストの面や手軽さの面でもオススメです
その他にも感度が非常に高く、暗所で撮影を想定している方にもオススメです
感度が高いとノイズが心配されますが、高解像度の画像を合成をするリアル・レゾリューション・システムがあるため比較的ノイズを低減することができます
そもそもカメラ本体の価格が他社と比べて低く設定されているため、PENTAXのカメラはコストを抑えたい方にもオススメのカメラになります
おすすめのPENTAX製カメラ 4選
PENTAX K-3 MarkⅢ
PENTAX製のAPC-Cサイズの裏面照射型イメージセンサーを使用したモデルになります
有効画素数は2573万画素でローパスセレクターも搭載されています
画像処理エンジンはPRIME VとアクセラレーターユニットⅡを搭載しておりリアルタイムシーン解析システムやAFの性能も大幅に向上しています
リアルタイムシーン解析システムは画面内の状況を読み取り、シーンを判断するシステムです
画像処理エンジンとの連携でさらに安定性の高い露出制御と適切な被写体補足が可能になりました
AFシステムはSAFOX13が使用されており、測距点数が101点とK-3Ⅱと比較して大幅に増えています
気になる連写機能ですが最高約12コマ/秒の高速連続撮影ができます
またボディ内手振れ補正機構のSRⅡは角度ブレ、シフトブレ、回転ブレの5軸補正に対応しています
その他にもSRⅡを応用したリアル・レゾリューションシステムも搭載されています
PENTAX K-70
PENTAX製のAPS-Cサイズの一眼レフカメラになります
有効画素数は2424万画素でローパスセレクターも搭載されています
画像エンジンはPRIME M IIを使用しており、アクセラレーターユニットと合わせることで、幅広い感度でも階調が良くなりました
AF機能は11点マルチAFシステムを搭載しており、中央のAFポイントはF2.8の明るさまで対応しています
そのため被写界深度の浅い大口径レンズでもピントが合わせやすくなりました
明るい場所だけではなく、-3EVの暗さにもAFが対応できるため、暗い場所での撮影にも適しています
気になる連写機能ですが最高6コマ/秒となっているため、動いている被写体を撮影するには若干物足りないかもしれません
その他にもモニターの明るさを調節できるアウトドアモニターが搭載されており、暗い場所や明るい場所でもモニターが見やすくなっています
明暗だけでなく、暗闇に慣れた目への刺激を抑えるために赤色画面表示も可能です
このカメラはアウトドアに特化しているカメラで防塵・防滴は言うまでもなく、-10℃体感動作も補償されています
そして少し珍しいですが、センサーに付着したい埃を落とすDRダストリムーバーも搭載されています
アストロトレーサー、バルブタイマー機能も搭載されているので、天体撮影にも使えるカメラになります
PENTAX KP
PENTAX製ASP-Cサイズの一眼レフカメラ史上、最高感度を実現しましたカメラになります
有効画素数は2432万画素でローパスセレクターも搭載されています
標準出力感度でISO819200まで可能な超高感度なカメラです
画像処理エンジンはPRIME IVとアクセラレーターユニットを搭載しており高度なノイズ除去が可能です
またボディ内手ぶれ補正機構SRⅡを応用したリアル・レゾリューションシステムやローパスセレクターが搭載されています
しかし、PENTAX KPはメーカーからの生産が終了しているため後継機の発売を待つか、中古機を探すしかありません
PENTAX K-1 MarkⅡ
PPENTAX製の35ミリフルサイズの一眼レフカメラになります
有効画素数は3640万画素でローパスセレクターを搭載しています
画像エンジンはPRIME IVを搭載しており、より高速かつ高画質を実現しています
ボディ内手振れ補正機構はPENTAX KPと同じくSRⅡが搭載されているため、リアル・レゾリューションシステムも搭載されています
最高約4.4コマ/秒の高速連続撮影ができますが若干物足りなさを感じます
ただし、APS-Cサイズに設定した場合は最高6.4コマ/秒まで対応することができるので、必要に応じてクロップ機能を利用する必要がありそうです
重量に関してはバッテリー、SDカード込みで1010gになるため、それなりの体力も必要になりそうです
最後に・・
いかがだったでしょうか
今回はPENTAXのおすすめカメラを5つ紹介させていただきました
PENTAXのカメラは比較的価格が安く、ボディ内手振れ補正が基本的に搭載されているため、初心者の方には扱いやすいカメラになると思います
また、防塵・防滴や天体撮影を想定した機能などアウトドアな機能も多く、非常に堅牢性の高いカメラが多いように思いました。
どのような撮影スタイルを好むかにもよりますが、このような堅牢性の高いカメラを持って極地へ撮影に行くのも楽しそうだなと思いました。
この記事を読んで読者の皆さんがカメラを選ぶ際の参考になれば幸いに思います
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